ラジオ番組 #08
実験的
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魅空:皆さんこんばんは、九条魅空です。今日は実験的に私一人ですることになりました。
魅空:いえ、一人というか、今日はゲストに来ていただいています。
魅空:本日のゲストは、ニアリー一家の大黒柱のニアリーさんです。
パチパチパチパチ
ニア:え、えーっと、ご紹介にあずかりました。ニアリーと申します。よろしくお願いしますね。
魅空:よろしくおねがいします。
ニア:なんだか、少し照れますね。あ、いつもうちの者……特にリコマがご迷惑をお掛けしています。
魅空:いえいえ、いつもこちらこそお世話になってまして。
ニア:そう言っていただけると、気が楽になります。ところで、発言の前のニアというのは……。
魅空:ああ、ここって名前が2文字表記なのでこうなってしまうのですよね。申し訳ないです。
ニア:いえ、私は構わないのですが、アコ君たちが呼ばれる機会があったときはと思いまして。
魅空:ヴァスケスさんは、大丈夫な気がします。でも、バイアさんはどうなるんでしょうねえ。
ニア:まあ、今気にしても仕方のないことですね。ところで、どんなお話をすればいいのでしょう?
魅空:普段から適当ですしね。そういえば、気になっていたことを聞いたりしてもいいですか?
ニア:ええ、構いませんよ。何でしょうか?
魅空:先の紹介でも言ったのですが、ニアリーさんは一家の大黒柱とのことですが、実際の所皆さんのご関係は? 家族ではないですよね?
ニア:大黒柱というほどのものではありませんが、そうですね。血の繋がりはありません。同行の士*1とでも言いましょうか。
魅空:ということは、馴れ初めとかあったりするのですか?
ニア:そうですね。それほど奇抜というわけではありませんが、きっかけは同じ宿で出会ったということでしょうか。
魅空:ええ、皆さんたまたま一緒の宿だったんですか? 同時期に?
ニア:いえ、そんなことはないですよ。最初はリコマが宿代が払えず往生していたので、立て替えたのが始まりです。
魅空:うわあ……なんてリコマさんらしい。
ニア:そうですね。それから、色々協力しあっているうちに、アコ君やバイアさんも集まって今の形になっています。
魅空:へえええ、そんな事情があったなんて驚きです。それで、いま皆さんの居る宿がその宿なんですか?
ニア:ええ、殆ど貸しきり状態にさせていただいています。宿代はみんなで出し合う感じですね。
魅空:その家賃の支払いやその他もろもろの管理をニアリーさんがなさっているんですね。
ニア:そういうことになりますね。アコ君やバイアさんはともかく、リコマはキチンとさせないと宿代すらおぼつきませんから。
魅空:明日生きるお金があったら、今日遊ぶって感じですもんね。
ニア:ええ、今でも本当にきつく言わないと、最低限さえ出そうとしませんからね。困ったものです。
魅空:あはは……他にも家事全般もなさってるとか?
ニア:ええ、アコ君は多少自炊ができるようなのですが、バイアさんもリコマも食事の用意ができないんですよ。
魅空:そ、それはまた……本当にニアリーさん居ないと生きていけなさそうなんですけど。
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ニア:ふふ、でも、頼りにされるというのも気持ちのいいものですから。あ、このことはみんなには秘密にしておいてくださいね。
魅空:え、どうしてですか?
ニア:甘えグセがついてしまうといけませんからね。特にリコマは調子に乗りそうですし。
魅空:ああ、なるほど。でも、なんだかんだで、ニアリーさんはリコマさんを1番気にかけてますよね。
ニア;ええ、ダメな子ほど可愛いと言いますか。あ、これも内緒ですよ?
魅空:ええ、わかっていますとも。
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ピンポンパンポーン
魅空:あ、いい感じでしたが、お時間が来たようです。
ニア:キリとしても丁度よかったですね。
魅空:でも、もう少しお話聞きたかったですけど。
ニア:ふふ、また機会がありましたら。でも、私としては、九条さんたちの馴れ初めの方が気になりますけどね。
魅空:それこそ機会がありましたら。
ニア:楽しみにしております。それでは、私はこれで失礼しますね。
魅空:あ、最後に一緒にお別れの挨拶をしていただいでよろしいですか?
ニア:はい、よろこんで。
魅空:それでは、皆さん今週もお別れの時間がやってきました。来週もまた聞いてくださいね。
ニア:おやすみなさいませ。よい夢が見られますように。
魅空:おやすみなさいませー
楽屋裏
魅空:ニアリーさん、お疲れ様でした。
ニア:はい、九条さんもお疲れ様でした。オフレコの件はよろしくおねがいしますね。
魅空:ちゃんと言っておきますね。
というわけで、実験的に一人+ゲスト構成でやってみました。
ちなみに、きりとり線の間は本放送はされておりません、後のゲストもこの話は知らない前提となります。
でも、微妙に二人の口調的雰囲気が似ているので、違いが分かりにくい気がします。
あと、食事云々はブログのご飯は計画的にの話を見て感じたとおりに作った創作です。
あれって、リコマさんとバイアさんだと思ったのだけど、実際はどうなんだろうっていうか、こういう意味の話でよかったんだろうか。
いやまあ、食事云々というか、過去話とか全部創作ですけども。
*1:同じ道を行く仲間の意味の造語。「同好の士」の間違いではない