情報量の違い

という、タイトルですが今日も本の話。
というか、禁書目録の2巻を買いました。
で、その禁書目録の1巻のお話。


1巻でインデックスが当麻に歩く教会を壊された辺りで、自分が歩く教会の魔力をサーチされて追われていると危惧しています。
が、実際には魔術師は自分の足で追跡してるんですよね。
火織が歩く教会が生きてると思って斬った事や、フードも破壊して逃げてもすぐに捕捉されてた事から見ても間違いないです。
いやまあ、だからなんだといわれるとアレなんですが。
読者の立場からだと、両方の持ってる情報が見られるので、そこいらの情報の違いが書かれている作品は、楽しいなって事なんですが。
反対の視点で言うなら、当麻の右手の正体(原理は不明ですが)を知らない魔術師が敵勢力を推察している場面とかもそうですね。
禁書目録はわりとそういうとこが見えやすく書いてあるきがします。
まだ読みかけですが、2巻以降は当麻の記憶に絡んでより顕著に情報の齟齬みたいなのが増えてますし。
それが文章技術としていいのか悪いのかはわかりませんが、読者的にはなんか得してる感じがするんですよね。
まあ、自分が書くことを考えると、双方の情報についての把握がしっかりしてないと大変そうだなと思いますが。
ただ、その反面そういう部分を意識して書くと、知らないはずのことを知ってるように書いてしまうミスは減らせそうですが。
やっぱり、書くときはそういうところに気を使わないとダメなんでしょうねえ。