Blogジャック

前書き。
完全に内輪のRPネタなお話ですので、RO身内でピンとこない方はスルー推奨。




 ガタガタ……ガシャン!
 床板を跳ね上げて、リコマさん乱入。


「ガハハハ。この番組は我々”有限会社ゴブリン探偵社”が乗っ取ったッス!」
「ちょ、ちょっとリコマさん! いきなり人の所にお邪魔してこれはダメだよ!!」
「それに、ゴブリン探偵社って、意味わかんないよー」
「ノリッスよノリ。そこら辺を突っ込むのは空気が読めてない証拠ッス」
「「はぁ〜(諦めきったため息)」」
「早速、パーソナリティー紹介ッス。自分は”華麗なるゴブリン仮面”リコマッス。よろしくしとくがいいッス」
「なにそれ、また意味の分からないことを……」
「この冴えない栗毛は”みんなの弄られ役”バスケス坊主ッス。思う存分弄り倒すが良いッスよ。そのほうが喜ぶッス」
「酷ッ! っていうか、僕そんなの喜ばないって!」
「そしてこっちのエロカワお姉さんが”自称アイドル”のバイアさんッス。時々繰り出されるイタい発言とポロリに期待ッス」
「ちょっと待って! あたしそんな自称してないし! イタい発言はむしろリコマさんじゃない!」
「えー、そッスか? でも、ポロリは否定しないんッスね。期待しとくッスよ」
「うー……ニアリーさんに言いつけてやるんだから」
「うっ、それはカンベンッスよ。そしてそのニアちんは体調不良で今日は休みッス」
「えっ、体調不良ってどうしたの? お昼ごろは元気だったよ?」
「なんだかこっちの戸棚から音がするんだけど……」
「気にしたら負けッス。単なるポルターガイストッスよ。時間も押してるッスし、さっさと番組を進めるッス」
「さっきから気になってたんだけど、その番組ってなんなの?」
「おう! 坊主はよく気がついたッス。このスペースでラジオ番組を流していいって言われたッスよ」
「あれ、さっき乗っ取ったって……」
「坊主は細けぇ事を気にすんなッス。ノリだっつったろーがハゲんぞ」
「へぇ〜、ラジオだったんだー、でもそれなら尚更さっきの紹介は酷いよ」
「まあまあ、バイアさんもいつまでも拗ねてないで、進行を手伝ってくれッス」
「う、うん……でも、一体何をしたらいいの?」
「そッスね。とりあえずリスナーからのお便りを読んでくれッス。自分がそれに返答をするッス」


 リコマさんのお悩み相談


「(ぶつぶつ)リコマさんに相談したら余計こじれそうだけど……はい、バイアさん」
「アコ君ありがとう。えーっと『プロンテラ在住 R.N.リコマさん大好き さん 僕はリコマさんの事が大好きでたまりません、寝ても覚めても……』ちょっと! これ書いたのリコマさんでしょう!?」
「ガハハハ。バレちまったッスか、まあ、ちゃんとしたのも入ってるはずッスからそれを読んでくれッス」
「もう! わかるに決まってるじゃない。あ、こっちのね『プロンテラ在住 R.N.イカ さん モロクの分身の貞子に攻撃が当たりません。どうすればいいですか? あと海が恋しいです』」
「フリオニCでも使っとけッス。あと、アルベルタにでも移住しとけばいいッスよ」
「リコマさん真面目に答えてよー」
「バイアさん……リコマさんにまともな回答を期待しても仕方がないよ……」
「「うう、ニアリーさんがいればなあ……」」
「何をゴチャゴチャ言ってるッスか? さっさと、進めるッスよ。時は金なりとはよく言ったものッス」


 ガタガタ
 玄関のほうから話し声。
「あれー? なんだか声が聞こえるよー?」
「そんなはずは……ちゃんとカギは閉まっていたぞ?」
「ですよね? さっき私が開けましたし……」


「やべぇ、九条さんたちが帰ってきたッス。おら! 野郎ども撤収するッスよ」
「え、ええ!? だって、許可取ってるんでしょ?」
「だから、いちいち細けぇ事を言うなッス! 撤収つったら撤収ッスよ!」
「「わわっ、リコマさん待ってよー」」
 ドタバタドタバタ
 三人は慌しく、床板をどけて脱出。


「やっぱり、誰も居ないじゃないか。気のせいじゃないのか?」
「うぅーん……そうかも?」
「ほら、忘れ物を取ったら早く出かけましょうよ」
「わわっ、二人とも待ってー」
 トテトテトテ
 沙雪、二人を追って外へ。


 ガタガタ……ドサッ
「はぁー……ようやく出られました。リコマ……こんな事をしてただでは済ませませんからね。例えばそう――」
 ドス黒いオーラを纏ってニアリーさん退場。


 その後、リコマさんを見たものは居たとか居なかったとか。




あとがき。
まあ、やっぱりオチなし。
仕事中になんとなく思いついたリコマさんの電波ジャックでしたが、自己紹介位までしか考えてなかったので、後はやっつけです(わらい)
というか、ホント身内以外でここに来た人は誰のことか100%わからないと思いますのでスルー推奨。